補助金と助成金っておなじじゃないの?補助金と助成金の違いとは?

補助金と助成金は、どちらも国や地方公共団体等から受け取ることのできるお金です。

一般的に、補助金といった場合は、経済産業省や地方自治体が管掌しているもの、助成金といった場合は、厚生労働省が管掌している雇用関係の助成金を指すことが多いです。

では、経済産業省や地方自治体の管掌する補助金と厚生労働省の管掌する雇用助成金ではどのような違いがあるのでしょうか?

支給・採択要件の違い

いわゆる補助金と言われるものは、新規性のある事業への広告投資、海外展開の為の展示会や調査費用、など、新たな事業展開に対して事業をサポートする主旨の者が多くあります。

対して、雇用に関する助成金は、雇用保険料が原資になっていて、従業員の失業を防止することが主旨となっていて、従業員の採用や、従業員の為になる制度導入をした場合に、受け取れるものが多くあります。

主に、補助金は税金・助成金は雇用保険料が財源になっている点でも違いがあります。

 

募集時期の違い

いわゆる補助金と言われるものは、随時募集しているわけはなく、年に1回~3回の公募式になっています。対して雇用に関する助成金は、予算がなくなるまで基本的には随時募集しており、なくなるまでは随時申請することができます。

補助金は、急に公募が始まってすぐに準備にとりかからないとならないといった場合もあるかもしれませんね。

受給・採択要件の違い

補助金は、コンペ方式で、要件を満たして申請をしても必ずしも採択されるものではありません。採択率が低いものですと5%を下回るものもあります。
補助金の中でメジャーな創業補助金は、5%を下回る採択率だったことがあります。
対して、助成金は、審査はありますが、要件を満たしていれば、原則として受給することができます。

どちらも国のお金を支出するので、要件や審査がありますね。

受け取ったあとの使用使徒の違い

補助金は、設備投資や販路拡大の為の事業投資に対してのものが多く、申請書の計画通りに支出しなければならないものが多いですが、助成金は、失業者を減らすような国が定めた取組をしたご褒美として受け取れるものが多く、受け取った後は何に使っても良いとされています。
ただし、助成金でも、従業員に外部研修を受講させるような主旨のものであれば、その経費が補助されるという趣旨で、使徒が決められているものも一部あります。

会計検査院の調査の有無の違い

補助金には、会計検査院の調査はありませんが、助成金は、一定の場合、会計検査院の調査にあたる可能性があります。

毎年大きな金額の助成金に定期的に取り組んでいると、会計検査院の調査にあたることが多いと思われます。

ポイントのまとめ

補助金は年に1回~3回の公募式、助成金はなくなるまで申請可能

補助金はコンペ方式で、すべてが採択されるわけではないが、助成金は、要件を満たしていれば原則として支給される

補助金は計画通りにお金を使わなければならないが、助成金は何に使っても良い

 

上記のように、補助金と助成金には違いがありますが、以下のように共通点もあります。

支払時期が共通

補助金も助成金もどちらも、後払いになります。
補助金であれば、何か設備投資をしたり、広告支出をした後に、支給申請をします。
助成金も、制度を導入し、実施した後に、支給申請をします。

返済不要な点が共通

補助金も助成金も、融資と異なり、どちらも返済不要です。
ただし、補助金のなかには、受け取ったあとの一定期間に利益が出すぎてしまうと、返済しなければならないものもあります。

 

助成金は設備投資やホームページを作ったりしなくても、従業員にとって良い取り組みをすれば受け取れるものがありますが、以外と混同されている事業主も多くおられるようです。

おまけ 良く活用される助成金と補助金は?

補助金は、小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金の活用が多く、助成金は、キャリアアップ助成金・キャリア形成促進助成金が比較的メジャーで、よく活用されています。(平成28年度)

補助金・助成金それぞれの違いと特性を理解して、チャレンジしてみましょう。