介護・保育事業主は必見!最大200万円の助成金が受け取れる職場定着支援金「保育労働者」「介護労働者」雇用管理制度助成について

以前の記事では、「職場定着支援助成金」についてご紹介しておりました。

もともと職場定着助成金は全業種に向けての助成金でしたが、特に保育分野および介護分野における人材不足を解消するために平成28年4月1日からは介護事業主、平成28年10月19日からは保育事業主に対してそれぞれ助成内容が拡充されました。
本記事では保育・介護労働者雇用管理制度助成について案内していきます。

保育労働者・介護労働者雇用管理制度助成/3STEPで最大200万円を受給!

通常の職場定着支援金ですと「評価・処遇制度」「研修制度」「健康づくり制度」「メンター制度」「短時間正社員制度」という
雇用管理制度を導入するごとに10万円という助成額でしたが、保育労働者・介護労働者雇用管理制度助成で求められるのは「賃金制度整備」ただひとつです。

1.【制度整備助成:50万円】
「賃金制度整備計画」に基づき、計画期間内に賃金制度の整備・実施を行っていること

2.【目標達成助成(第1回:60万円)】
1.の制度整備助成を受給し、尚且つ評価時離職率が目標値(※)を達成しており、かつ30%以下となっていること

3.【目標達成助成(第2回:90万円)】
2.の目標達成助成を受給していること。尚且つ第1回の評価時離職率を維持しており、かつ20%以下となっていること

ここで言う「目標達成」というのはもちろん、本助成金の一番の目的である「離職率の低下」です。つまり、

・賃金制度の整備を計画し、都道府県労働局へ届出し
・計画どおりに賃金制度整備を施行し
・離職率が最終的に目標値を達成、20%以下となった場合
には最大200万円もの助成金が受給出来てしまうのです。

賃金制度の整備って何?

・新たに、通常の労働者以外の保育または介護労働者に適用する賃金制度を作成することにより全ての保育または介護労働者に賃金制度が適用されることとなる場合
・全ての保育または介護労働者に関する賃金制度を定めていたが、職務、職責、職能、資格等に応じた新たな賃金制度を定める場合
・全ての保育または介護労働者に関して職務、職責、職能、資格等に応じた賃金を定めていたが、さらに定期昇給制度を加える場合
・全ての保育または介護労働者に関して職務、職責、職能、資格等に応じた賃金を定めていたが、新たに、キャリア段位などの客観的な職業能力評価基準に基づく賃金の格付けを導入する場合
・階層的な賃金額の定めに、さらに上位の階層の賃金額を追加する場合

これらのうちどれかに当てはまる賃金制度の整備を行い、さらに整備した賃金制度計画に基づいた賃金をすべての保育または介護労働者に実施している場合、本助成金の支給対象となります。

保育労働者・介護労働者について

保育労働者…専ら保育関係業務に従事する労働者
介護労働者…専ら介護関係業務に従事する労働者

のことをいいます。
通常の労働者だけではなく、社会保険に加入しないようなパートなど非正規労働者も含みます。

離職率の低下って?

本助成金の目標達成値は以下のように設定されています。

たとえば従業員数が30人おり、計画時の離職率が30%だった場合には第1回目評価時の離職率を23%以下にする必要があります。
また第2回目評価時においては23%をキープするだけではなく、20%以下の離職率にする必要があります。

スケジュールシミュレーション

【前提】2017年8月1日~2017年12月31日 賃金制度整備計画期間(=制度の整備・実施)
※2017年3月1日に認定申請をするものとする。

【賃金制度整備計画提出】
2017年2月1日~2017年6月30日 までに提出が必要

【計画時離職率算定期間】2016年3月1日~2017年2月28日

【1回目評価時離職率算定期間】2018年1月1日~2018年12月31日

【2回目評価時離職率算定期間】2019年1月1日~2020年12月31日

【制度整備助成支給申請期間】2018年1月1日~2018年2月28日(賃金制度整備計画期間終了後2か月以内)

【1回目目標達成助成支給申請期間】2019年1月1日~2019年2月28日(1回目評価時離職率算定期間終了後2か月以内)

【2回目目標達成助成支給申請期間】2021年1月1日~2021年2月28日(2回目評価時離職率算定期間終了後2か月以内)

本助成金の最大の目的は離職率の低下による従業員の職場定着なので、すべての計画期間が終わって3年経過し、雇用管理制度の導入・実施が離職率の低下に繋がったことを確認出来て初めて目標達成がされたといえます。
そのためかなり長いスパンで助成金を追っていく必要があります。

支給申請のタイミングは制度整備時、1回目評価時、2回目評価時と3回のタイミングがありますので、忘れないようリマインダーを設定しておくと安心です。

保育・介護業界は特に離職率が高く、なかなか雇用の整備が追い付いていない現状があります。
助成金をうまく使って経営の基盤を固め、人材の定着・確保及び魅力ある職場を創出していきましょう!

助成金については、助成金活用ガイド(ウィズアス社労士法人)までお気軽にお問い合わせください。