助成金申請を社労士に依頼する際のメリット・デメリットは?

助成金申請は外部に委託せずとも、社内ですべて完結させることが出来ます。
ただし、いざ助成金申請をしようとしても、労働法令関係の知識がないとまず用語等の理解から必要になりますので、イチからの勉強が強いられ、また受給までには膨大な時間がかかります。
多少知識があったところで一般的な社会保険手続き等とは異なるので、何から手をつけていいのかわからない場合も出てくるでしょう。

そんな時に頼りたいのが専門の社会保険労務士。

給与計算や社会保険代行、労務相談等がよく知られている社会保険労務士の業務ですが、助成金を専門とする社会保険労務士も存在します。

わざわざお金をかけてまで外部に助成金申請をアウトソースするのは・・・とお考えの方もいらっしゃるかと思いますので、本記事では社労士に助成金申請を委託する場合のメリット・デメリットについて触れたいと思います。

助成金申請を社労士に委託するメリット① 煩雑な手続きを丸投げ!

助成金申請には数多くの書類準備や電話対応、何度も管轄機関へ出向いたり、窓口での交渉が発生したりします。事業主や人事部従業員がこれを行うことになると、1日中助成金のことばかり対応する日が出てくるぐらいです。
専門家にそれらをまるっと投げてしまい、ご自身の業務に集中できることは多大なメリットとなりえます。

助成金申請を社労士に委託するメリット② 不支給の可能性を極力低く!

助成金は正しく書類を準備し、期日どおりに申請手続きを行えばほぼ間違いなく受け取れるものです。
ただしちょっとした要項の読み間違いや期日に1日でも遅れた場合、容赦なく不支給決定がくだります。
それまでにかかった時間や工数が無駄骨となってしまいますね。

助成金を専門とする社会保険労務士に委託すればプロの仕事として、助成金支給までの道のりを逆算したうえでスケジュール立て、確実に支給決定がされるように手配をします。
ただし、すべての社会保険労務士が助成金を専門としているわけではないのでご注意ください。

助成金申請を社労士に委託するメリット③ 法定帳簿や就業規則の完備

どの助成金にもほぼ共通して言えることですが、助成金を受け取る際には「勤怠をきちんと記録し正しく給与計算を行っていること」「就業規則や諸規程を完備していること」等、きちんと社内環境が整備されているかをチェックされます。
労働基準法に則った内容になっているかどうかを提出前にチェックしますので、自然と法定帳簿や就業規則の完備に繋がります。
※別途コンサル費用がかかる場合があります。

助成金申請を社労士に委託するメリット④ 複数同時に取り組める!

社内で助成金申請をしようとすると、該当する助成金のことだけを調べて、その助成金のみを受け取ることがゴールとなってしまいがちです。
助成金受給のための基本要件はほぼ同じようなものが多いので、場合によっては2つも3つも併給することが可能です。
詳しくはこちらからご覧ください。
助成金は1つ取り組むと同時に2つ3つと取り組みやすい?

助成金申請を社労士に委託するデメリット

さて、ここまではメリットについて触れてきましたが、デメリットについて。
こちらはただ一つ。
「助成金申請に対しての費用がかかってしまう」ことに尽きます。

ただし社内で「事前調査」「法定帳簿や就業規則の整備」「助成金に対しての社内取組考案・要項作成」「申請書類・関連書類作成」「届出業務」等を一律行おうとする際に発生する人件費、また、それらを行って尚不支給の決定がくだる可能性等を考慮すると、助成金申請をアウトソースすることは何ら不自然なことではありません。

また、受け取る助成金の一部を成功報酬としていただく場合が多いので、受給額―報酬支払の差額を考えてもプラスにはなりますし、選択肢のひとつとして社労士への委託を考えてみるのも良いのではないでしょうか。